約 1,858,450 件
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/5931.html
赤烏の拳レイメイ コモン 火 3 1000 ヒューマノイド/ナイト K・ソウル ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のコスト2以下のクリーチャー1体を破壊するか、相手のコスト2以下のクロスギア1枚を墓地に置く。 (F)「知らなかった。戦いとは、こんなにも魂が熱くなるものなのか!」―――赤烏の拳レイメイ 作者:まじまん ちょっとだけ汎用性の高いナイト。 収録 騎門編 第四弾 決戦伝(レジェンド・オブ・スーパーエンド) 評価
https://w.atwiki.jp/princess-ss/pages/192.html
その年の秋、僕らの『クニ』は滅んだ。 新たな領地の領有を主張して大国シン国と衝突し、開戦した。 戦いが始まってしまえば、力の差は歴然としていた。圧倒的な兵力の差に、僕らはなすすべもなく踏み潰されるしかなかった。 静かな山地である桂花山で、ひっそりと焼畑による農業を営む僕たちが、どうして大国シン国と戦を構えなければならなかったのかと言えば──ただ、飢えていたのだ。 はじまりは、旱魃による不作だった。暑く、雨の降らない夏があり、井戸は枯れ、川は干上がり、 作物は収穫を待たずして枯れた。 その年は、まだ良かった。僅かながら蓄えもあったし、森の恵みはまだ充分にあり、食べられる 木の実や野草、それに森の獣や鳥を狩って凌ぐことができた。 だが、次の年は、寒い夏だった。 作物はまたしても実らず、森の木の実も多くは青いままだった。 僕らのクニにあった蓄えは、そこで尽きた。次の年まで食いつなぐには、野草や木の皮、木の根まで、 口にできるありとあらゆるものを食べた。 次の年にはほどほどの実りがあったが、蓄えが尽きていた僕らは早い時期に収穫せねばならなかった。 その頃から森は荒れ、森の獣も鳥も、目に見えて減っていた。 まるで何かの、歯車が狂ってしまったようだった。焼畑のために放った火ではなく、失火による 山火事も何度かあったし、僕らは尽きた蓄えを増やせないまま、収穫の細った森の恵みに頼っていた。 僕自身もまた、何年ものあいだ、お腹いっぱいに食べたことなんてほとんどなかった。桂花の民の中には 飢えのために病に罹って死ぬ者もいた。 僕らはシン国とは極力交流を持たずに暮らしていたが、こっそりと山を下りて食糧を調達してくる者たちも いた。けれど元々、僕らにはシン国で価値のある財貨などの蓄えもなく、僅かな宝石などの家宝も次々と 買い叩かれたのだった。 そして、この夏。 前の旱魃から五年目に当たる年、再びひどい旱魃に見舞われたのを機に、僕らは遠い祖先が領有していた という山の麓のいくつかの丘地の所有権を要求した。当然その土地の現在の主であるシン国は僕らの勝手を 許さず、交渉は決裂して秋には開戦に至った。 僕らの『クニ』だって、全く勝算がないまま戦を始めたわけではない。多くの桂花の民はそう思っていた のだろう。 もう昔語りにしか残らないほど遠い昔、シン国の前の前の王朝あたりのときに、この巨大な中華の国と 戦って、そこそこの勝利を収めていたのだ。 しかしそのときの戦いは、自陣に深く敵を誘い込んでの、地の利を生かした戦いだった。狭い山道では、 おのずと敵兵も細い列にならざるを得ない。そのときの桂花の民は、鬱蒼とした森の木々の間に身を 潜めての挟撃、岩落とし、炎攻めなどを駆使して敵将を討ち取ったらしい。 あとから考えると、僕らが地の利のある桂花山を降りて戦おうとした時点で、もう負けは見えていたと 言わざるを得ない。そして後でシン国側に残った前の戦いの記録を見せてもらったことがあるが、前に 僕らが勝ったと思っていた時の王朝は、さして大きな国でもなく、既に内政は乱れており、山奥の蛮族 との戦いにあまり重きを置いていなかった。 桂花山はさして魅力のある土地でもなく、そのときの王は、境界線をほどほどのところで引いて終わりに するのをよしとしたのだ。 この秋、身の程知らずの要求をした山奥の弱小民族に対して、シン国は精鋭の正規軍を差し向けた。 初めからあまり時間をかけず、短期決戦の構えだった。 そして僕らは、捻り潰された。 残った人々は、女子供に至るまで全て捕虜となり、先祖代々の土地を離れてシン国に隷属することになる。 それでも、僕は願った。 お願いだから、あきらめてしまわないで。どうか、生き残って。 狂った歯車は元に戻せないと、全てを投げ捨ててしまわないで。 たとえ桂花の山を失い、散り散りになったとしても、僕らの誇りを忘れないで。 貧しくとも僕らは山の神々と共に生きていた。どこへ行くにしても、神々はきっと僕らとともに在る。 僕の切実な訴えは、果たしてどのくらい彼らに届いたのだろうか。 桂花の民の先陣部隊は、ほとんどがあっという間に戦死するか、捕らえられてしまった。 ──残った後続部隊と、里に残る女子供を、我々シン国の指示に従うよう、説得すること。 それがあの『偉い人』と交わした約束だった。 ──彼らは全て捕虜となってこの地を離れて貰う。 従順である限りは、身の安全と食の確保を約束しよう。 ただし、反抗する者は、即座に斬る。 戦のときに負った傷が元で、その後すぐに高熱を出してしまい、どこかの施療院らしきところに 放り込まれてしまったので、生き残った人たちがその後どうなったのか僕は知らない。 何日くらいそこで、寝ていたのかも憶えていない。ともかく傷が癒えるまではそこで留め置かれ、 それから王都までの長い旅程を馬車の荷台で辿ることになる。 * * * 「……。」 「……。」 「……。」 「……。」 夕方になって帰宅したメイリンの家族との対面は、まず無言の睨み合いから始まった。 メイリンの言ったとおり、昼に着替えをさせてもらったものの、僕の両腕にはまだ木製の手枷が 嵌ったままだ。 「父上はいつもの通り、どこかへお出かけになっておられる。母上もいつもの通り、お仕事が忙しく、 帰りは夜半頃になるであろうと。 というわけで、いま会わせておけるわたしの家族を紹介しておく。 一番右に居られるのがわたしの上の兄君で、ユイウ兄様。刑部で市中警邏の仕事をなさっておられる。 その横が、下の兄君で、スゥフォン兄様。こちらは戸部の通商部で、王都と他地域の商いの認可の お仕事をなさっておられる。 一番左が、わたしの弟。名前はシゥウェン。わたしと同じ盛陽学院に通っており、なかなかの秀才だ。」 その中でひとり、上機嫌で話し続けているのが、メイリン。にこにこと僕のほうを見て喋っているので 気付かないようだが、後ろのメイリンの兄弟たちは揃って僕のことを視線だけで射殺しそうな勢いで 睨んでいる。なんか恐い。 「…ねっ、兄上様?」 くるりとメイリンが振り返った途端に、妹に柔和に微笑む兄の笑顔に早変わりして、その見事な豹変ぶりに 僕は目を剥く。弟のほうは若干無表情で、視線の険しさが瞬時に消えるくらいか。 恐い。シン国人なんか恐い。 「兄上様たちにはかねてからの約束通り、ユゥに武芸と学問を教えて頂く。 ユイウ兄様には剣技を、スゥフォン兄様には地理と通商学と歴史学をひととおり。 そのほかはわたしが教える。」 「姉様、僕は?」 一呼吸置いて、一番左にいたメイリンの弟が声を上げた。 「ああ、シゥウェン。おまえの賢さはよく分かっているが、まだ幼い。 いまは自分の学業にしっかりと励め。必要以上に他人に時間をかける必要はない。 おまえの賢さには、皆が期待しているのだからな。」 メイリンは急にお姉さんぶった口調で話し始める。 「姉様だってまだ学院生でしょう。そんなのに関わっている暇は、ないんじゃないの。」 「ふむ。そうは言っても、ユゥはわたしの従僕として頂いたのだから、私が責任を持って教育せねばならぬ。」 彼は少し幼さの残る顔立ちを、不満そうに歪めた。メイリンよりも二、三歳下だろうか。 「俺達年長の奴らにはもう期待も何も無いから手伝えって?」 右側に立っていた年長の兄、と紹介された男の人が口を開いた。一番背が高く、鍛え上げられた精悍な 体つきをしている。男らしい顔立ちだが、目元はメイリンにそっくりだ。 「そんな、兄上様方はそれぞれの部署で将来を嘱望される優秀な人材ではありませんか。だからこそ、 ユゥの教育に力をお貸しいただきたいとお願いしたはずです。 特に、ユイウ兄様の剣技は既に母上様をも凌駕するほどです。ユゥは是非、兄上様の御指導を 賜りたいのです。」 「確かに山出しの小僧がひとり、来るとは聞いていたが……こんなどこの馬の骨とも知れん奴とは 聞いていない。」 「何を仰っておいでです? ユゥはウォン家の三男、身元はしっかりしております。」 彼は少し苛々したように視線を彷徨わせた。 「それがしっかりした内に入るか。……そうではなく、おまえ付きだとは聞いていない。」 「ユイウ兄様、兄様もわたしが父上にそのことをお願いした、あの場にいらしたではありませんか。」 メイリンはくすり、と笑った。 「……だからわざわざ俺に分からん言葉を使って交渉したのか!! あんな辺鄙な山奥の方言など、いちいち憶えられるか!!」 メイリンと上の兄君が言い合っている間、僕はスゥフォンと紹介された次兄から観察されて、いや、 静かに睨みつけられていた。 顔立ちは、メイリンの父親であるあの『偉い人』に一番似ているかもしれない。少し癖のある髪を 結い上げて、整った、表情の読めない顔をこちらに向けて、深い色の瞳でじっ……とこちらを見ている。 なんというか、蛇に睨まれた蛙というのは、こんな気持ちなんだろうか。見られているだけなのに、 脂汗が出る。 「兄様、わたくしのたってのお願い、聞き届けていただけませんか?」 少し次兄のほうに気を取られている間に、メイリンが褒める戦術から媚びる戦術へと路線変更したようだ。 僕にも妹がいるから分かる。とびっきりの可愛い声で、少し上目遣いに媚びた目で『お願い』する、 特に可愛がられている妹ならではの必殺技だ。 「……っ。別に、駄目だとは言っておらぬ。父上から仰せつかっていることだしな。」 そして可愛い妹を持つ兄の例に漏れず、この家の長兄もまたメイリン必殺の『お願い』には弱いようだった。 「良かった、ユイウ兄様、大好きっ。」 メイリンは、背の高い兄にぎゅっと抱きついた。多分この兄妹の中で、メイリンが最強なんじゃないだろうか。 「ところでメイリン、教える範囲なんだけど」 僕を静かに睨んでいたメイリンの次兄は、すっと表情を入れ替えるようにして柔和な笑顔を浮かべて メイリンに話しかけた。 その隙に長兄のユイウという人が、僕とがっしりと肩を組んで、メイリンに背を向けるようにして話し始める。 「よぉ、馬の骨。」 不穏だ。口許は笑っているが、目は笑っていない。 表情を強張らせた僕に、彼は低い声で訊いた。 「おまえ、うちの妹に手を出したのか。」 「えっ?」 「訊かれたことには正直に答えろ。おまえ、昨夜うちの妹に手を出したのか。」 かなり、恐い。でも、メイリンは兄達に焚きつけられたとか言ってたので、ここは正直に答えておかないと まずい気がする。 「出しました。」 「最後までか。」 「最後までです。」 「よし、死んどけ。」 彼は表情も変えずにそう言った。 ひっ、という短い悲鳴さえ上げる余裕は無かった。せめて何か抵抗しようにも、手枷が嵌っていて自由に 動けない。視界がじんわりと暗く霞み、訳も分からぬまま闇の底に沈んでゆくような感覚に恐怖した、そのとき。 「ユイウ兄様、ユゥを苛めないでっ!」 メイリンの、声がした。 首に巻きついていた腕が離れ、げほげほごほごほ、と咳き込みながらやっと、息が苦しいという感覚もなしに 首を絞められていたのだと気付く。 「苛めてるんじゃない、既に稽古だ。手の自由を奪われたくらいで弱くなるなど、本当の強さじゃない。」 座り込んで頭痛と眩暈に耐えている僕の視界に、いい匂いと共にふわりとメイリンの裳裾がひらめく。 「もぉっ!! そういうのは、ユイウ兄様くらいの達人の話でしょう!! ユゥはまだこれからなのだから、弱い者いじめです!! 手枷がついてるうちは、兄上様達に任せては危ない。稽古は手枷が外れてからですっ!!」 メイリンは怒ったようにそう言い放つと、僕の手枷の嵌められた手を取って歩き出した。 僕はふんわりとした服の裾が僕の服に纏わりつくようにひらひらと舞うのを、不思議な気持ちで眺めていた。 「父上のお許しが出れば、その面倒な枷も外して貰える。 明日か、多分明後日までにはお許しが出ると思う。『二、三日大人しくしていれば』、外してくださると 仰ったから。 だからユゥ、しばらくは、大人しくしていてね。」 しばらくも何も、こんな手枷をつけたまま大人しくする以外にどうしていればいいのだろう。 「父上は一旦お出かけになったらいつお戻りになるか分からないからね。ひと月お戻りにならない こともざらだよ。」 後ろから、メイリンの次兄のスゥフォン様が口を挟んできた。あくまで優しげな口調で。しかしその 内容には毒が含まれている。 「違いますっ! わたくしに二、三日と約束なさったのだから、父上はちゃんとお戻りになられますっ!!」 「いいから離れろ、年頃の娘が、はしたない」 今度は大きな手がぐい、と僕とメイリンをふたつに分けた。上の兄、ユイウ様だ。 「兄上様方、今日はもういいですっ!! 後はわたしが、邸を案内しますから!!」 「案内なら俺たちもいたほうがいいだろう、なあ?」 後ろを見ると、メイリンの兄弟たちは三人とも付いてきていた。 メイリンに小声で聞いてみる。 「なんか昨日、『兄上達に焚きつけられたから』みたいなこと、言ってなかった? それにしては雰囲気がやけに恐いんだけど。」 「ど・こ・の・世界に、可愛い妹にふしだらなことを焚き付ける兄がいる?! 常識的に考えろ!! もう一遍死んどくか?!」 即座に頭上から威圧的な声が降ってくる。うわあ、昨日の今日で常識を要求されるとは思わなかった。 常識ってどこに行けば貰えますか。それって美味しいですか。是非教えていただきたい。 「兄上様達は、いつもこうなのだ。わたしが何かしらしようとすると、いつもお前には無理だ、 やめておけと邪魔をなさる。だからわたしは必ずやり遂げる、と宣言したのだ。」 メイリンは少し口を尖らせて言った。彼女の中では全くこの論理に矛盾は無いようだった。 そういえば昨日、父親の意向についてはしつこいくらいに聞いたけど、兄君の意向については言及し忘れたような。 「くっ…! この、はねっかえりが……!!」 屈強そうなメイリンの兄は苦々しげに言った。でもその言葉の端々に、妹をどうしようもなく可愛く 思っている兄の情が滲み出ている。 それで漸く、さっきから命の危険に晒されている理由が分かってきた。 メイリンの兄弟にとっては、僕は可愛い妹に付いた悪い虫。つまんで地面に捨てて踏み潰したい存在なのだ。 一応僕にも妹がいるので、その気持ちだけは分かる。 「それにしても、あれだけメイリンを溺愛している父上が、こういう下僕の存在を許すとはな。 来たとたんに一刀両断にされるかと思っていたが。」 「僕は端から細切れにして塩漬けにされるかと思っていたけどね。」 あくまで無骨そうな長兄に、次兄が優雅に応える。しかしその内容は、優雅とは程遠い。 「気にするな。兄上様方も、こういった御冗談がお好きなのだ。」 微妙な表情をしている僕を覗き込んで、花のような笑顔を浮かべたメイリンがそう言う。 メイリンの中では、完全に冗談ということで決着済みのようだった。が、僕には完全に本気にしか見えない。 「あ、あのね。さっき学問とか武芸とか言ってたけど、なんのこと? 僕はこれからここで、何をすればいいの?」 「馴れ馴れしい口を利くな。身分を弁えろ。」 メイリンに尋ねると、答えより先に後ろから厳しい声がかかる。 「ふむ。ユゥはわたしが貰った、わたしの従者。わたしの役に立つ人材になって貰う」 武芸だの学問だのと、奴隷には過ぎた待遇のような気もするが、そうか、役に立つためにはそれなりに 物を知っておけと言うことか。 「つまり、今のままでは全く役に立たない邪魔者というわけだね。」 やはり後ろから茶々が入る。 「もぉっ! スゥフォン兄様までっ!! 邪魔なのは兄上様のほうです、もうついてこないでっ!!」 「本当のことですよ、姉上。現状は正しく認識しないと、成長もありません。」 「シゥウェンまで。もう、う〜る〜さ〜い〜!」 メイリンはうんざりした声を出した。でも、だんだんこの兄弟の関係が見えてきた。 一番上の兄、ユイウ様は、強そう。そしてやや無骨。 二番目の兄、スゥフォン様は、上品だけど中身は怖そう。 メイリンの弟、シゥウェンは無口で、たまに言う一言がキツい。 兄弟仲は良く、そしてみんな、メイリンが好き。必然的にメイリンにつく悪い虫、僕のことは嫌い。 僕の立場は結構微妙なとこにあるみたいだ。 特に上の兄、首を締められて数秒で意識が遠のくとか、危険すぎる。 回廊を歩いていたメイリンが、ひた、と歩を止める。 「ここから向こうが、北の棟。北の棟は、父上と母上の居室。入っては駄目、憶えておいて。」 僕は辺りを見廻して、回廊脇の中庭に橙の木があるのを見つけた。美しく色づいた実が、もがれずにいくつも 実っている。夕暮れの明かりの中でその枝ぶりと葉の大きさを、僕は必死に記憶に留めた。 「母上は厳格な方だからな。おまえがメイリンに手を出したことが知れたら、即座にぶった斬られるぞ。」 上の兄、ユイウ様は楽しそうにそう言った。 「やめてください兄上。ユゥが固まっています。 大丈夫だからね、ユゥ。母上様は厳しいが、慈愛に満ちた方だ。ちゃんと話せば、必ず分かって下さる。 その……えーっと、近々、ちゃんと話す。それまではくれぐれも、北の棟には足を踏み入れないで。」 メイリンは最後のほう、目を泳がせて言った。ちょっと本当に大丈夫なの。 「メイリンは、母上の厳しさを甘く見すぎだ。むしろ今夜にでも行って、早々に斬られればすっきりする。」 「わだかまりは早いうちに解消したほうがいいしね。」 もちろん後ろの兄君達は上機嫌だ。振り返るとメイリンの弟も無言で頷いて同意を示している。 「もぉっ! みんな、ユゥは……わたしの、大事な、従者なのだから、苛めないでっ。 行こう、ユゥ。」 メイリンは枷のついた僕の腕に、細い腕を絡ませて早足で歩き出す。でもその速さは、後ろの兄弟を 完全に振り切ってしまうほどではなくて、やはり兄妹の仲の良さを感じさせた。 「ちょっと待て、おまえら、くっつき過ぎだ。」 「兄上っ! ユゥの件は、他でもない、父上様にお許しを得ているのですっ!! ですから、兄上であろうと、例え母上様であろうと、文句は言わせませんっ!!」 年上の兄君達も、メイリンの気迫にはちょっと気圧されたようだった。でもメイリン、そんなに ぎゅっと腕を抱え込まれたら、その……胸のふくらみが…当たる。 「まあ…いいか。そのうちそいつがヘマをして、父上に斬られることになるだろうしな」 「ユイウ兄様は、野蛮だなあ。一刀両断なんて、苦痛を感じさせる暇もないじゃないか。 殺すにしても、もっとじっくりゆっくり苦痛を味あわせてからにしないと。」 「…おまえ、そういうとこは父上似だよな。」 後ろのふたりは、僕に聞かせるように会話している。多分…気にしたら負けだ。 「もぉっ! 兄上様方、ユゥが怯えますっ! 父上様とて道理を弁えた御方、わたしの大切な従者であるユゥに、非道はなさいません!!」 メイリンはあくまでそんなことはないと言い張る。 「ユゥ、わたしはおまえの主。おまえの事は、わたしが守るから。」 メイリンは揺るがない瞳とまっすぐな声でそんなことを口にする。僕が守られる側ってのはちょっと 情けないが、こんなときのメイリンはかっこいい。どのみち僕としては、メイリンを信じてついて 行くしかなさそうだ。 それはそれとして……当たってる、柔らかいとこが。 「ユゥの当面の目標は……そうだな、まずはわが国のことを学び、わが国の考え方を、知恵を学び…… その上で、おまえの『クニ』とわたし達の国が、なぜ戦わねばならなかったのか、他の道はなかったのか、 おまえの言葉で、わたしに語れ。」 「……えっ。」 なぜ、戦わねばならなかったのか。こんなにも巨大で、圧倒的な国を相手に。 そんなこと、僕が聞きたい。 メイリンは、僕の動揺が分かったみたいだ。 「案ずるな、お前の知らぬことを、答えよという訳ではない。 ただ、おまえの部族の者は皆、頑なで、自らの都合をまくし立てるばかりで話にならぬのだ。 いまは……まだよい。わたしとおまえでは、育った土壌も、培ってきた知識も習慣も、何もかもが まるで違う。 まずは学ぶのだ、この国の在りようと、文化と技術を。そしてわたし達が見てきたものを知り、 同じように世界を見ることが出来るようになって、その上でおまえの知るところを語れ。」 メイリンが何を聞きたいのか、何を知りたいのか、今の僕には分からなかった。 ただあの戦が、僕達が何もかもを失った愚かなあの戦が、何故起こったのか。それは、僕こそが知りたい ことだ。 もしかしたら、故郷に向かう道筋も、その中から見えてくるかもしれない。 「わかった。……よくは分からないけど、頑張ってみる。 僕も、君と同じ世界が、見てみたい。なるべく、御期待に沿えるよう、努力するよ。」 僕の新しいご主人様、綺麗で可愛くてちょっとかっこいい高貴なお姫様のメイリンは、はにかんだように 少し笑った。 * * * その夜も、普通にメイリンの房室に呼ばれた。 メイリンは、僕を迎え入れると、貝の容れ物に入った軟膏を出して、僕の手首の手枷で擦れた部分に 塗ってくれた。木製の手枷と手首の隙間に、細くてなめらかな指を入れて、白い軟膏をくるくると塗って ゆくのが妙にくすぐったい。 「じきに、この面倒な手枷も取れる。そうしたらもっとちゃんと塗ってやる。 痕に、ならなければいいけど。」 「この程度の擦り傷に、薬なんて勿体ないよ。放っときゃ治るよ。」 メイリンは形のいい唇をキッと引き結んで言う。 「そういうわけには、いかぬ。甘く見ていて、化膿したらどうする。 第一、痕が残ったら、わたしが、見るたびに痛い。」 それからぽうっと、頬を薄赤く染める。 「その……昨夜は、無理をかけて、済まなかった。 なるべく、ああいう、無理強いはしないから。」 僕も昨日のメイリンを思い出してかあっと顔が熱くなる。 確かにちょっと強引だったけど……、可愛くて柔らかくて熱くて濡れて、一言で要約するなら……最高だった。 「今日は兄上達がうるさくて疲れた……もう寝よう。」 メイリンは僕を寝台まで連れて行き、としっ、と押して横向きに倒れ込ませる。 「あれ? さっき、無理強いはしないって……」 「うん、しない。だから、今日は眠るだけ。」 メイリンは爽やかな笑顔でそう返した。眠るだけ……ってちょっと。 「僕の寝る場所は、使用人部屋の端の方に確保してあるって、案内されたんだけど。」 「そんなものは、放っておけばよい。こちらの方が断然広いし、一人くらい増えても平気だ。寝具だって、 間違いなくこちらの方が良い物だぞ。」 メイリンは横向きに倒れっぱなしの僕にのしかかるようにして顔を覗き込む。 「ユゥは……わたしのこと、嫌い? 一緒に眠るだけも、いや?」 「嫌い……では、ないけど……」 いやあのね。嫌いじゃないからこそ、そういうの、困るんだけど。 「ならば、良いであろ? これから寒い季節になる。ふたりで、眠った方が暖かい。」 メイリンはそのままちゅっと、僕の頬にくちづけた。だから、そういうのが、困るんだってば。 結局僕はメイリンに上質な布団の中に引きずり込まれてしまった。横向きに寝て、両手は前で手枷に 拘束されたまま、後ろにはメイリンがくっついて、腕さえ廻してくる。 「ふふ…、やっぱり、暖かくて、気持ちいい。」 眠たげな声でそう言うメイリン。少しの間、冷たい足を絡めて来たりとごそごそやっていたが、 触れ合った足先が温まってくる頃には、もう健やかな寝息が聞こえてきた。 ──昨日の今日で、どうしてそう簡単に眠ってしまえる?! そりゃあ朝早くに起きて夕方まで出かけていたメイリンと、言いつけ通りにゆっくり過ごしていた 僕とでは、疲れ方も違うんだろうけど。 両手を拘束されて、背中側にはとびっきりの可愛い女の子が寝ていて。 こんな状況で眠れる男がいたら、そいつは絶対に神経がおかしい。 昨夜とは違う意味で、なんの拷問。 なんだか、メイリンの兄弟も不穏だし、メイリンの母親も、父親も安全とは言いがたい。 でも、一番の脅威は、メイリンじゃないかと思うんだ。 暴力的なまでの可愛さ、有無を言わせぬ強引さ、巧妙に仕組まれているとしか思えない、危なっかしさ。 いつか故郷に帰れるその日まで、本当にこの邸で生き抜いていけるのだろうか。 僕は二晩目にして、早速不安になってきた。 とりあえず、今晩をどう乗り切ればいいのか分からない。 後ろでメイリンがこてんと寝返りを打った。まさかとは思っていたが、しっかりと気持ちよさげに 眠っていらっしゃる?! なんて可愛くて、残酷な凶器なんだろう。 耐えろ、耐えろ僕。 故郷の土を踏むまでは、どんなことにも耐えてみせると、誓ったじゃないか。 どんなに夜が耐え難くて辛くて長くても、いつか、朝は来るのだから。 ……多分。 ───続く───
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/4341.html
高橋名人の冒険島 / HUDSON'S ADVENTURE ISLAND ファミコンミニ 17.高橋名人の冒険島 機種:FC, GBA, Wii, WiiU 作曲者 (*1):竹間淳 サウンド (*2):奥野仁→板垣史彦 開発元:ハドソン ライセンス:ウエストン (*3) 発売元:ハドソン (FC)、任天堂 (GBA, Wii, WiiU) 発売日:1986年9月12日 (FC)、2014年9月24日 (WiiU) 概要 有名なファミコン名人・高橋名人をモデルにした横スクロールアクションゲーム。 エスケイプ(のちのウエストン)開発、セガ発売のアーケードゲーム『ワンダーボーイ』のファミコンアレンジ移植に該当する。 名人がモデルなだけあって難易度はかなり高く、子供はおろか大人がプレイしても全面クリアは至難の業。 BGMは『ボンバーマン』などでお馴染の竹間淳氏。 南国の島が舞台なので全体的にゆったりとしたBGMが多い。 (原作:ワンダーボーイ 関連作:高橋名人のBugってハニー 次作:高橋名人の冒険島II) 収録曲(仮曲名) 曲名 補足 順位 タイトル 地上ラウンド AREA 1 ROUND 1など 夏272位 ラウンドクリア 海ラウンド AREA 1 ROUND 2など 夏65位 洞窟ラウンド AREA 1 ROUND 3など 夜ラウンド AREA 1 ROUND 4など キュラ大王 ボス エリアクリア 山ラウンド AREA 4 ROUND 2など 妖精ハニー 一定時間無敵 悪魔ナスビ パワーダウン エンディング CONGRATULATIONS!モチーフ:タイトル ミス ジングルモチーフ:地上ラウンド ゲームオーバー GAME OVER 関連動画 高橋名人の冒険島 プレイ映像 WiiUバーチャルコンソールで配信されていたバージョンのプレイ映像。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/126.html
学院! メイジとメイド その③ 承太郎がシエスタに案内されたのは、食堂の裏にある厨房だった。 コックやメイド達が忙しそうに働く様は、地球のそれと変わりはない。 厨房の隅の椅子に座らされた承太郎に、シエスタはシチューを持ってきてくれた。 「貴族の方々にお出しする料理の余り物で作ったシチューですが……」 「……ありがとよ、礼を言うぜ」 こっちの世界に来て初めて他者から優しく承太郎は、初めて精神的休息を取れた気がした。 そしてシチューを一口。 「ほう、こいつはうまい。色々な国を旅してみたが、こんなうまい物は初めてだぜ」 「ジョータローさんは他の国からいらしたんですか?」 「まあな。ちぃーと遠い所から、いきなり召喚されちまったって訳さ」 「大変ですね……。トリステインはどうですか? いい国でしょう?」 「まだ学院から出た事がねーから何とも言えねぇな……。 すまないがもう一杯もらえるか?」 「ええ、いいですよ。でもどうしてご飯抜きにされちゃったんですか?」 「メイジってだけで威張りちらしてやがるから、軽くケチつけてやっただけさ」 「勇気がありますわね……」 シエスタは唖然とした顔で承太郎を見つめた。 承太郎は空になった皿をシエスタに返し、ルイズにすら見せた事のない微笑を見せる。 「うまかったぜ、ありがとよ」 「よかった。お腹が空いたらいつでも来てくださいな。 私達が食べてるものでよかったら、お出ししますから」 「そいつは助かる。ついでにもうひとつ頼み事があるんだが……」 「何でしょう?」 「…………洗濯を、頼みたい」 「洗濯ですか? 他の方の分のついででよろしければ……」 「いや、洗濯してもらうのは俺の服じゃなく……俺を召喚した奴の物だ」 「ミス・ヴァリエールの?」 冷静沈着な承太郎も、さすがに頼みづらそうな口調で言った。 「学院の洗濯物はあんた達が洗濯しているとキュルケって奴から聞いてな、 そこであいつの服……も、洗濯してくれるとありがたいんだが」 さすが下着という単語を出すのははばかられた。 ポルナレフなら多分不自然に咳き込みながら小声で言いそうだが、 自分はそういうキャラクターをしていないという自覚が承太郎にはあった。 「はぁ……ですが生徒の皆様はご自分の魔法で洗濯していらっしゃいますが? いえ、ミス・ヴァリエールは、手洗いしているらしいですけど」 「……使い魔の仕事だと言われて、押しつけられちまってな。 言う事を聞くつもりはねーんだが……やっかい事もごめんなんでな」 「貴族の方のご指示でしたら、従うべきだと思います」 「…………」 承太郎は、目の前の無垢なメイドの言い分についに白旗を上げる。 こんな屈辱は多分、生まれて初めてだ。 ザ・サンのスタンド使いに騙された時より馬鹿らしい。 「だが……俺が女の下着まで洗うっつーのは……」 「あっ、ああ、それは確かに……わ、解りました。 ミス・ヴァリエールに下着……いえ、洗濯物を渡されたら、私に渡してください」 シエスタは赤面し、しどろもどろになりながらも了承してくれた。 こういうトラブルは自分のキャラクターじゃない、 ポルナレフのキャラクターだ、と承太郎は強く思った。 そして、仲間がいた幸福がどれほど素晴らしいものだったかを実感する。 もしここにポルナレフがいたら、彼が代わりにトラブルに遭っていただろう。 「すまねえ……心から感謝するぜ」 「いえ、困った時はお互い様です」 シエスタのしとやかで気配りのある対応に、承太郎は大和撫子を見た気がした。 「シエスタ。あんたに世話になりっぱなしってのも申し訳ねー。 もし俺に何か手伝える事があったら何でも言ってくれ、力になるぜ」 ルイズの身の回りの世話なんかお断りだが、シエスタの手伝いならしてもいいと思った。 「なら、デザートを運ぶのを手伝ってくださいな」 ケーキの並んだトレイを承太郎が持ち、シエスタがひとつずつ貴族に配っていく。 そんな事をしていると、金色の巻き髪に薔薇をシャツに刺したキザなメイジがいた。 周りの友人が口々に彼を冷やかしている。 「なあ、ギーシュ! お前、今は誰とつき合っているんだよ!」 「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」 「つき合う? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。 薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 貴族っていうのはみんなこうなのかと承太郎は呆れたが、 彼のポケットからガラスの小ビンが落ちるのを見ると、一応教えてやった。 「おい、ポケットからビンが落ちたぜ」 しかしギーシュは振り向かない。 無視か? それとも単純に気づいてないマヌケか? 承太郎は床に落ちた小ビンを………………爪先で蹴飛ばした。 コツン。ギーシュのかかとに小ビンがぶつかる。 そこでようやくギーシュが振り向き足元を見た。 「落し物だぜ色男」 「これは僕のじゃない。君は何を言っているんだね?」 ギーシュが否定したため、事実彼のポケットから落ちた物だとしても、 これ以上とやかく言わ必要は無いだろうと承太郎は判断した。 だがギーシュの周りの友達が騒ぎ出す。 「その香水は、もしや、モンモランシーの香水じゃないのか?」 「そうだ! その鮮やかな紫色はモンモランシーが調合している香水だぞ!」 「つまりギーシュは今、モンモランシーとつき合っている。そうだな?」 「違う。いいかい? 彼女の名誉のために言っておくが……」 ギーシュが言い訳しようとすると、茶色いマントの女子生徒がやって来て泣き始めた。 「ギーシュ様……やはり、ミス・モンモランシーと……」 「彼等は誤解しているんだ、ケティ。僕の心の中に住んでるのは君だけ……」 パチン。ケティと呼ばれた少女がギーシュの頬をはたく。 「その香水が何よりの証拠ですわ! さようなら!」 ケティが去った後、今度はモンモランシーがやって来た。 「モンモランシー。誤解だ。彼女とはただ……」 「やっぱりあの一年生に手を出していたのね?」 モンモランシーはテーブルに置かれたワインをギーシュの頭にドボドボとかけた。 「嘘つき!」 と怒鳴ってモンモランシーは去り、沈黙が流れた。 ハンカチで顔を拭いたギーシュはなぜか承太郎を睨む。 「君が軽率に香水のビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。 どうしてくれるんだね?」 「知るか、二股かけてるてめーが悪い」 ギーシュの友達はドッと笑ったが、ギーシュは眉を釣り上げた。 「いいかい? 給仕君、僕は君が香水のビンを蹴った時、知らないフリをした。 話を合わせるくらいの機転があってもいいだろう?」 「てめー……頭脳がマヌケか? 知らないフリをされた後、俺は一言も喋ってねーぜ」 また、ギーシュの友達がドッと笑う。 「それと俺は給仕じゃねぇ、服装で解りやがれ」 「ああ、確かゼロのルイズが呼び出した平民だったな。 平民に貴族の機転を期待した僕が間違っていた、行きたまえ」 「二股かけるてめーが悪いんだろうが。勝手に責任転嫁すんじゃねえ」 「どうやら君は貴族に対する礼を知らないらしいな」 「貴族ってだけで威張り散らす能無しに払う礼儀なんざ知らねーな」 「よかろう、君に礼儀を教えてやろう。ちょうどいい腹ごなしだ」 「おもしれぇ……やってみな」 ルイズは女だから殴らなかった。だがギーシュは男だから殴る。 旅をして大人になった承太郎だったが、売られた喧嘩から逃げるような真似はしない。 ギーシュはくるりと背を向けると、キザったらしく言った。 「ヴェストリ広場で待っている。ケーキを配り終わったら、来たまえ」 そう言ってギーシュは友達を連れて立ち去る。 承太郎はヴェストリ広場の場所をシエスタに聞こうとして、 彼女の表情が強張っている事に気づく。 「あ、あなた、殺されちゃう……。貴族を本気で怒らせたら……」 そう言い残し、シエスタは逃げ出してしまった。 入れ替わるようにルイズがやってくる。 「あんた、何勝手に決闘の約束なんかしてんのよ!」 「成り行きでな」 「あんた、謝っちゃいなさいよ。今ならまだ許してくれるかもしれないわ」 「……やれやれ。あいにく売られた喧嘩から逃げた事はないんでね」 「解らずやね。絶対に勝てないし、あんたは怪我するわ。 いいえ、怪我ですんだら運がいい方よ!」 「メイジとやらの腕前を見るいい機会だ。なぁに、何とかなるさ」 「メイジに平民は絶対に勝てないの!」 「ヴェストリ広場ってのはどこだ?」 ルイズを無視して、承太郎は自分を見張るために残っていたギーシュの友人に訊ねた。 「こっちだ。平民」 ケーキの乗ったトレイをテーブルに置いて、承太郎は彼に案内されるまま広場へ向かう。 メイジ……どの程度の実力かは解らないが、まだ半人前の学生が相手だ。 腕試しには丁度いいし、ギーシュをぶっ飛ばせば平民としての自分の評価も変わり、 待遇も改善されるだろうという考えもあった。 「ああもう! ほんとに! 使い魔のくせに勝手な事ばかりするんだから!」 承太郎の真の力を知らないルイズは、承太郎の敗北を確信しながら後を追った。 使い魔のご主人様であるという責任感を持って。 戻る 目次 続く
https://w.atwiki.jp/wiki1_test/pages/3142.html
メイプル冒険談 うむ、ホームページ初めて作りましたwwまぁメイプルの日記みたいなものですかねww
https://w.atwiki.jp/oldscoolessential/pages/42.html
野外の冒険 1日のプレイの流れ 1.コースの決定 プレイヤーはその日の移動コースを決定する。 2.方向を見失う: レフェリーはパーティが迷子になるかどうかを決定する。 3.徘徊モンスター:レフリーは該当する判定を行います。 4.説明:レフェリーは通過した地形や、パーティが出くわした場所について説明し、 必要に応じてプレイヤーに行動を求めます。モンスターに遭遇した場合、遭遇に記された手順に従う。 5.一日の終わり:レフェリーは、特に食料、呪文の持続時間、パーティの休息の必要性に注意して、時間を進める。 距離と計測 荒野は開かれた空間であるため、キャラクターやモンスターはダンジョンよりも自由に動くことができる。 距離と移動速度:フィートではなくヤードで測定される。つまり、これは射程距離と移動速度が3倍になることを意味する。 エリア:呪文効果やブレス攻撃などのエリアはフィートで計測される。 飛行 1日あたりの飛行距離: クリーチャーが1日に飛べる距離は、陸路で移動できる距離の2倍である。たとえば、移動速度120フィートのクリーチャーは陸路で1日に24マイル移動できるが、1日に48マイル飛行できる。 地形: 飛行には影響しない。 飛行騎乗 一般に、翼を持つ獣はHDに応じた騎乗者やその他の重荷を運ぶことができる: 3HDのクリーチャー:大人の人間の半分ほどの大きさの存在を運ぶことができる。 6HDのクリーチャー:大人の人間を運ぶことができる。 12HDのクリーチャー:馬のような大きな動物を運ぶことができる。 24HDのクリーチャー:象のような超大型の動物を運ぶことができる。 採集 薬草、果物、木の実などの採集は通常の移動と並行して行なうことができる。パーティは1日に1/6の確率で、人間大のクリーチャー1d6人分の食料を見つけることができる。 狩猟 動物の狩猟は1日がかりであり、移動も休憩もできない。狩りをするとき、1/6の確率で食べるのに適した動物に出会うことができる(ただし捕まえることができるならば...)。これは通常のランダムエンカウントの確率に加えて発生する 方向を見失う 各日の旅の開始時に、レフェリーはダイスを振り、グループが方向を見失うかどうかを判定する。確率は通過する地形によって異なる: 草原:1/6。 不毛の土地、丘、山、森:2/6。 砂漠、ジャングル、沼地:3/6。 効果:困難と挑戦を参照。 陸路移動 1日の走行距離:キャラクターが1日に移動できるマイル数は、基本移動速度を5で割って決定される。例えば、基本移動速度が120フィートであるキャラクターは、1日に最大24マイル移動できる。 地形による修正 地形の種類によっては、キャラクターの移動速度に新たな修正を加えるものがある: 荒れた土地、砂漠、森、丘: 33%遅い。 ジャングル、山、沼地:50%遅い。 整備された道路:50%速い。 強制行軍 キャラクターが1日にさらに移動する必要がある場合、強制行軍を行うことができる。 速度増加:移動距離が50%増加する。例えば、通常1日に24マイル移動できるキャラクターは36マイル移動できる。 休息:強行軍の後、キャラクターは丸1日休息しなければならない。 休息 休息の頻度:キャラクターは6日間の移動につき1日休息しなければならない。 休まなかった場合のペナルティ:休息をとらずに強行した場合、キャラクターは丸1日休息するまで、命中とダメージのロールに-1のペナルティを受ける。 奇襲 囲まれる:パーティが3体以上のモンスターに奇襲された場合、モンスターはパーティを取り囲むように移動している可能性がある。 視界 キャラクターは開けた地形であれば、通常周囲3マイルを見通すことができる。この範囲は、森のような生い茂った地形では狭くなったり、山の頂上では外界を見渡すことで広くなることがある。 徘徊モンスター 頻度:判定は通常1日に1回行われるが、レフェリーは1日に3~4回まで判定を行うことができる。 機会:徘徊モンスターに遭遇する確率は探索する地形に依存する(下記参照)。 距離:徘徊モンスターは4d6×10ヤード離れた地点で遭遇する。どちらかが奇襲を受けた場合(遭遇参照)、この距離は1d4×10ヤードに縮まる。 地形による確率 都市、平地、草原、定住地: 1/6。 空中、不毛地帯、砂漠、森林、丘陵: 2/6。 ジャングル、山、沼地:3/6。
https://w.atwiki.jp/nioka/pages/1386.html
1 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 22 33.23 ID 8vnNEPpn どうぞ 3 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 25 54.55 ID QwF80SN4 二岡 32試合 打率.217 2本 最初からスタメン張るも成績延びず。怪我再発で二軍落ち 林 11試合 0勝2敗 ERA4.50 シーズン途中で一軍も、不調で二軍調整 マイケル 46試合 1勝2敗3セーブ ERA3.12 豊田と中継ぎ二枚看板となる 工藤 29試合 打率.183 0本 主に守備固め代走要因 マルチだが、こんなもんだと思う 4 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 32 30.70 ID TXRNzvDZ 他所ファンだけど、原は工藤使うと思う。身体系のガッツマン、田舎育ちでヨシノブのような難しい所がなく、素直に原についてきそう。 むしろマイケルは何に使うの?という感じ。豊田の立ち位置を下げるのかね。 二岡はしゃーない。本人の為でしょ。居ずらい所に居ちゃ立ち直れない。 ハムも林が本命じゃね。第二の岡島となって二、三年後のハムに外貨収入をもたらしそう。 5 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 32 32.44 ID uhzKPcGj 逆指名で入団してきて、今シーズンは選手会長に指名した奴をオフにトレードか もう一年様子見たらFAだからしょうがないのかも知れんがちょっと冷たく感じる 6 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 33 39.97 ID 9AGqHcDe 岡島と林じゃちょっと違うな。 林はうどん屋だし・・・ 8 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 35 18.03 ID FMMZK3YY TDN×T.NOK 14 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 39 10.55 ID plj8EYFo スレタイに二岡を入れただけの 野球と何の関係もない馴れ合いスレ 30 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 47 37.56 ID oRE9BCHT 二岡なんてドームランの代表的選手で長打力なんか無いだろうに 33 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 48 47.67 ID QwF80SN4 まあ今岡よりはマシなんだろうけど 37 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 50 18.11 ID 1/XvpP8E 一発のホームランで残留することもあるのに 一発のセックスで放出か・・ 41 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 53 44.53 ID xMlSRf4q 巨人から出て活躍した選手って誰だろ。 仁志は・・・ 工藤は・・・ 江藤は・・・ 44 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 55 34.31 ID r9/CVsGr 林より戦犯越智を放出しろよ!!! 52 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 58 11.76 ID B3KLB7xt 小久保の無償トレード以降、パは巨人に弱みでも握られてるのかってトレードばっかり 小坂、谷、マイケル・・ 53 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 09 59 31.74 ID PmUcOLSg 二岡の計ったようにライトスタンド最前列に突き刺さるドームランはもう見れないんだな 77 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 09 17.04 ID nw8Bt8WD 球場の事言うならマイケルだってセの球場で抑えられるのかよ 二岡だけ言われるのはおかしいだろ 92 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 18 58.20 ID nw8Bt8WD 横山も叩かれすぎだわな 悪かったのは5月の一時期だけだと言うのに 寺原より防御率いいんだぜ 98 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 30 39.72 ID Hjia/Dsl 二岡智宏 *31試合 .279(*86-24)1本 *7点 林 昌範 11試合0勝0敗*0S 防6.75 MICHEAL 46試合2勝2敗28S 防2.14 工藤隆人 104試合 .256(199-51)0本 12点 105 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 38 30.53 ID Q1Jhtb4v 2008GIANTS30歳以上 39大道【外】 36豊田【外】 35木村【外】 34門倉【外】、小坂【外】、谷【外】、小笠原【外】、清水 33野口【外】、村田善 32吉武【外】、高橋尚、上原、高橋由 31古城【外】、李【外】、二岡、 30 ニ岡 トレード放出 上原 FAメジャー 村田 引退 131 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 46 33.24 ID RFoTAkhu つーか工藤はいらねーわ 糸井をくれよw まぁでもケガして終わった選手の二岡と林を放出できたのは大きい でももっとマシな選手とれただろーが ほんと日ハムは選手層薄いな 137 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 49 10.11 ID gBUtSZxo 抑えを放出するほどか? 139 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 50 41.57 ID KCybtcCO しっかしプロは厳しいとはいえ林はかわいそうだな 今の越智並みの扱いだったのに・・・うどん屋は無いと思うがちょっとなぁ再生してあげて 151 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 10 57 53.51 ID u6xrfnKI 131 糸井出せるわけねーだろ ならもっとマシな選手よこせ ケガ持ち2人で偉そうにすんな 166 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 06 06.86 ID SpWr7IIo マイケルならパンダじゃないと釣り合わない 167 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 06 16.87 ID KCybtcCO まぁ金とか悪影響とか理論はわかるが抑えだしてろくなことになったチームないよなw 乗り越えたのは西武ぐらいか 168 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 06 18.16 ID hAzBwiVj つーかどう見てもやっかい払いだし 球団にとってみればチームの損得はそれほど重要じゃないんだろう 普通に成立するんじゃね? 185 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 15 34.75 ID XcY++xqk ていうか、巨人ファンで本気で悲しんでる人いるのか? 高級置物を厄介払いで、それなりの選手を取れるんだから万々歳じゃないか。 日本ハムもネタ要員コレクターが重厚になっていいだろ 212 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 22 58.04 ID 1qkuhVj8 マイケル、工藤と2対2 大型トレード 二岡、林 獲得(11/11 10 35) 日本ハムは、今季で2年契約が切れるマイケル放出の方針を早くから固めていた。 今季1億7000万円という高年俸を考えれば、来季2億円以上要求されることは必至。 今年9月にドラフト入団選手として最速となる通算100セーブを達成したが、 3年連続で登板数とセーブ数は減少しており、来季33歳という年齢も考えれば、 高額年俸に見合った活躍をすることは難しいと判断した。 チーム打率、得点、本塁打、打点といずれもリーグワーストだった事情から、最大の狙いは右の強打者。 当初は横浜の吉村にターゲットを絞ったが、まとまらなかった。交渉先を巨人に変更し、 複数トレードで折り合いがついた。 獲得が決まった二岡は、走攻守3拍子揃った巨人の中心選手だ。今季はふくらはぎの故障や不倫騒動などで 31試合出場にとどまったが、昨季は主に5番に座り、打率・295、20本塁打、83打点をマーク。 日本ハムは、環境を変えれば再び活躍できると判断した。 ttp //www.hokkaido-np.co.jp/news/fighters/128464.html 223 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 28 11.50 ID MA0sJMar 左中間、右中間が東京ドームより7m広くてフェンスも高い札幌ドームじゃ、 二岡お得意の流し打ちホームランの大半がフェンス前で失速するな 235 :どうですか解説の名無しさん:2008/11/11(火) 11 34 09.20 ID JQYm5FyZ セファンはあのマイケルの点を取れそうで取れない嫌な感じを味わってくれ
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/2250.html
轟火メイメツ C 火文明 (6) クリーチャー:ビッグマッスル/シノビ 5000 ■ニンジャ・ストライク6 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーよりもパワーが低いクリーチャーを1体破壊する。 作者:紅 フレーバーテキスト DMO-02 「次元編(ニンジャ・ワールド)第1弾」アイツを見たことある奴は多分いない。見た奴全員焼かれてっから。 収録 DMO-02 「次元編(ニンジャ・ワールド)第1弾」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tohorpg/pages/688.html
[部分編集] 第二作目「慧音達の冒険」の紹介ページです。 作者 アカ氏 スクリーンショット 作者サイト あか~い旅日記 ツール RPGツクールVX ジャンル RPG 最新ver インフィニッティー版(2014/04/21更新) メインキャラ 慧音、美鈴、はたて、天子 価格 無料 プレイ時間 20時間前後?完全クリアまで+10時間前後? 同作者の作品に「美鈴の冒険(第一作目)」・「ようむゲー(第三作目)」・「妖夢の冒険(第四作目)」・ 「魔理沙とかの冒険(第五作目)」・「妹紅のちょこっと冒険(第六作目)」・「東方俺達之嫁無双(第七作目)」等があります。 概要 同氏の前作である美鈴の冒険がストーリーメインのRPGだったのに対し、こちらは作業メイン。 幻想郷の各地を巡ってアイテムを集めたりボスを倒したりして慧音達をどんどん強くして行こう。 倍速モードも搭載されているため正確なプレイ時間は不明。 一応、美鈴の冒険からのクリア特典も存在する。 インフィニッティー版はレベル上限大幅増加・裏ボスの追加・アイテムドロップ率向上・回復アイテムの効果変更と 無印版とバランスが大きく異なる。 ※現在はインフィニッティー版のみ配布されています。 あらすじ 慧音達は暇なので幻想郷中を散歩することにした。 あちこちを歩き回ろう。 (付属.txtより) コメント ▼コメント投稿欄へ wikiを隅々まで見て載ってなかった情報や、記述内容の誤りの指摘などを寄せて頂けると助かります。 バグ報告があれば作者のサイトへどうぞ。その際はバージョンを記述しておきましょう。 レスをしたいコメントのトップにあるラジオボタン【◯】をクリックしてから コメントを書き込んで下さい。 そうするとログが流れず、どのコメントへのレスかもすぐに分かるのでやりとりがスムーズに出来ます。 (表示は10件分に設定してますが変更は可能です) ※コメントを書き込む際、以下の点を確認して下さい※ 質問をする場合、一度コメントログやコンテンツに目を通して既に同じ内容が載っていないか確認して下さい。 wikiや攻略情報と関係の無い以下に該当するコメントは、削除対象となります。 雑感・雑談・愚痴 誹謗中傷 プレイ日記 特定キャラでの攻略や低レベル攻略といった縛りプレイ全般 一般常識を逸脱するようなコメント 名前 全てのコメントを見る ▲ページ上部へジャンプ ▲ページ上部へジャンプ
https://w.atwiki.jp/tasdouga/pages/2786.html
タイトル(コピペ用) マイケル ジャクソンズ ムーンウォーカー ジャンル ACT このページを編集 海外タイトル Michael Jackson s Moonwalker 発売日 1990/08/25 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 海外版 ここを編集 記録 11 49.83 追記回数 4657 Player DarkKobold TASVideosページ http //tasvideos.org/2943S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク マイリスト 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示